見学会について
先 生
(実施担当)
大塚 孝治(大学院理学系研究科物理学専攻・教授)
  http://tkynt2.phys.s.u-tokyo.ac.jp/~otsuka/
開 催 日 平成 18年 2月 5日(日曜)
開 催 場 所 東京大学大学院理学系研究科附属 原子核科学研究センター
(埼玉県和光市広沢2-1 理化学研究所内)
  原子核科学研究センターの地図:PDFファイル
募 集 対 象 高校生 約60名(保護者参加可能)
内  容  フェムトという言葉は1000兆分の1を指します。1メートルに対して1フェムトだけ、つまり1000兆分の1メートルを1フェムトメートルと呼びます。フェムトワールドとはフェムトメートルの大きさの世界です。それは原子の大きさの10万分の1しかない、超ミクロな世界です。あまりにも小さくて何が何だか分からない、ただの点にしか見えないと思うでしょう。それを現代物理学はきちんと解明してきました。その世界の主人公は陽子や中性子という超微粒子で、それらが集まって作る世界があります。それらの微粒子は小さいですが、人体の重さの99.9%以上はそれらの微粒子のものです。それらが集まって作る超ミクロな世界では、太陽系のような軌道運動が太陽のような中心なしに起こったり、アメリカンフットボールのような形になって光の速さの何分の一かでぐるぐる回ったりします。また、反物質でそういう世界を作ることもできるんです。小さな世界ですが、太陽エネルギーの元、星の進化や爆発の源でもあります。フェムトワールドをのぞいてみましょう、また、それをするための巨大な最新鋭研究設備(加速器)を見学しましょう。