東京大学理学系研究科附属原子核科学研究センター 研究室情報

研究室名 下浦研究室
研究室のホームページ http://www.cns.s.u-tokyo.ac.jp/~shimoura
東大HPの教員紹介 http://www.s.u-tokyo.ac.jp/people/index.php/%E4%B8%8B%E6%B5%A6%E4%BA%AB
研究テーマ 極限原子核構造
研究内容 安定に存在する原子核に比べ陽子数と中性子数の比がアンバランスな原子核のエキゾチックな性質を、 その原子核を二次ビームとした核反応 実験により調べる。 入射エネルギーや標的の種類に対応した原子核反応の選択則を駆使して、 魔法数の変化や安定核では見られない励起モード、 反応機構を解明する。



研究室名 濱垣研究室
研究室のホームページ http://phenix.cns.s.u-tokyo.ac.jp
東大HPの教員紹介 http://www.s.u-tokyo.ac.jp/people/index.php/%E6%BF%B1%E5%9E%A3%E7%A7%80%E6%A8%B9
研究テーマ 高温高密度極端条件下におけるQCD多体系の実験的研究
研究内容 強い相互作用をする粒子(ハドロン)とその集まり、つまりはQCD(量子色力学)多体系の性質に興味を持っており、 極端条件下、特に超相対論的高エネルギーの重イオン同士を衝突させることにより 実現される1兆度を超える超高温条件下でのハドロン多体系の振る舞いを調べる実験的研究を進めている。 1兆度を超える高温状態とは、ビッグバン直後数マイクロ秒後の宇宙の様相に他ならない。  ハドロンの集団は、高温や高密度の極端条件下では新しい物質相 (通称クォーク・グルーオン・プラズマ: QGP)へ相転移すると予想されており、 このような新しい相を実験室において実現し、その性質を調べることを最終的な目的として、 米国ブルックヘブン国立研究所(BNL)における 重イオン衝突型加速器(RHIC: Relativistic Heavy Ion Collider)での 大型実験 PHENIX 実験、及び、ヨーロッパ原子核研究機構(CERN)の LHC(Large Hadron Collider) 衝突型加速器におけるALICE実験を国際共同研究として推進している。将来的には、RHICの30倍程高い エネルギーでの衝突が可能となるLHCでは、2010年秋に重イオン同士の衝突がはじめて実現し、 今後の研究の中心となると期待される。  最近の研究での目覚ましい成果の一つを紹介しよう。 高エネルギー重イオン衝突により作られる超高温状態は、相互作用が弱く粒子が互いに 自由に飛び交う気体であろうとの大方の予想に反して、流体、 おそらく知られる物質中で最も小さな粘性を持つサラサラとした液体であることが判ってきた。 このような強結合物質の理解、取り扱いは理論的にも大きな挑戦であり、多くの研究者の関心を集めている。



研究室名 山口研究室
研究室のホームページ http://www.cns.s.u-tokyo.ac.jp/~yamag/lab
東大HPの教員紹介 http://www.s.u-tokyo.ac.jp/people/index.php/%E5%B1%B1%E5%8F%A3%E8%8B%B1%E6%96%89
研究テーマ 低エネルギーRIビームによる天体核反応・特異な核構造の研究
研究内容 東京大学原子核科学研究センターが理化学研究所加速器施設(RIBF)内に 設置した低エネルギー不安定核生成分離装置「CRIB」を使用した 研究を推進している。 低エネルギー、高強度の不安定核ビームを直接反応にて生成できる、 CRIBは、世界の研究機関を見渡しても類の少ない、ユニークな施設であり、 その特徴を活かした実験研究を展開している。 とりわけ、以下を主な研究対象とする。
1.宇宙における元素合成などに関わる重要な核反応の 直接・間接測定。CRIBの低い質量、陽子過剰の不安定核が 長所を活かし、特に陽子過剰の元素合成過程を系統的に調べる。 p核と呼ばれる核種の生成や、 宇宙における爆発現象など、高温の過程での元素合成を理解する。
2.独特の共鳴散乱の手法により、原子核の共鳴の観測を行う。 それにより、原子核の陽子ハローや、αクラスター構造といった、 特徴的な構造の解明を目指す。
その他にも広い国際協力の下、CRIBの不安定核ビームを活用すべく、 多種多様なテーマの実験研究を行っている。