"スパムアサシン"の設定
CNSメールサーバーには"スパムアサシン"という迷惑メールをできるだけ
排除するスパム対策ソフトがインストールされています。
"スパムアサシン"の設定方法は下のようになっています。
設定手順
1 メールサーバーにログインする。
ターミナルを開いてメールサーバーにログインしてください。
$ssh mail.cns.s.u-tokyo.ac.jp
あなたのユーザー名を入れてください。
$login as : xxxxx
あなたのパスワードを入れてください。
$[user_name]@cns.s.u-tokyo.ac.jp's password : xxxxxxx
2 ホームディレクトリ以下にある".forward"ファイルを編集してください。
.forwardファイルを持っていない人は下に書いているものを参考にして下さい。
$emacs ~/.forward (エディタはなんでも構いません。)
.forward の先頭に以下のExim形式に直して下さい。
============================================
#Exim filter
pipe "/usr/bin/procmail"
#deliver [user_name]@cns.s.u-tokyo.ac.jp
=============================================
3 スパムメールが送られるゴミ箱を作ってください。
$mkdir ~/Mail/maybe-spam
maybe-spamというゴミ箱ができました。
4 ".procmailrc" ファイルを編集して下さい。
$emacs ~/.procmailrc
.procmailrcファイルに以下の内容をコピーして下さい。
こちら
以上で設定は終了です。
5 スパムメールの学習方法
初期設定のスパムアサシンでは十分なスパム除去ができていません。
そのためこのソフトにスパムメールを学習させて下さい。
まずはスパムメールを教師信号として学習させます。
しばらくすると先ほど作ったゴミ箱の中にいくつかスパムメールが入っています。
念のためスパムメールであるか確認をお願いします。
次のようにコマンドを打つとゴミ箱に入っているスパムメールをスパムだと学習します。
$sa-learn --spam /home/[user_name]/Mail/maybe-spam
以下のようなコメントが出ます。
Learned from 281 message(s) (329 message(s) examined).
スパムメールでないメールも学習させたい場合には次のようなコマンドを打ってください。
(本来スパムメールでないものがゴミ箱に入ることが多い方はこちらを先に試して下さい。)
まずスパムメールのない良いメール専用のディレクトリを作成して下さい。
$mkdir non-spam
no-spamディレクトリに安全なメールのみを入れてから、次のコマンドを打ちます。
$sa-learn --nospam /home/[user_name]/Mail/inbox/non-spam
また直接迷惑メールを送ってくるアドレスを手動で指定することも可能です。
まずは次のDirectoryへ移動してください。
$cd /home/[user_name]/.spamassassin/
user_prefsファイルを編集します。
$emacs -nw user_prefs
この中の
# Whitelist and blacklist addresses are now file-glob-style patterns, so
# "friend@somewhere.com", "*@isp.com", or "*.domain.net" will all work.
# whitelist_from someone@somewhere.com
以下にブロックしたいアドレスやドメイン名を書き込んでください。
blacklist_from *@spam.com
これで*@spam.comからのメールは全てブロックされるはずです。
逆に無条件で受け入れるアドレスやドメイン名は次のように指定してください。
whitelist_from *@cns.s.u-tokyo.ac.jp
これらは必ずしもuser_prefsファイルで指定する必要があるわけではありません。
基本的にはスパムを学習させれば十分です。
6 スパムアサシンの停止手順
.forwordファイルに追加した部分を削除して下さい。
他のPCへメールの転送していない場合は
$rm ~/.forword
と.forwordファイルを削除しても構いません。
更新日 2007年 6月 11日 荒巻 陽紀