基本対称性
反物質消失機構、暗黒物質の実体など、宇宙太古の物質創成の歴史を、基本対称性の破れを軸足に、解明して行きます。 極端な構造をもつ重い原子核では、相対論効果や原子核の変形効果により、微小な基本対称性の破れが増幅され、対称性を調べる顕微鏡の役割を果たします。 この重元素を原子核反応で生成するとともに、レーザー冷却技術を駆使して重元素の量子状態を制御し、原子干渉計を用いた精密量子計測によって、物質・反物質対称性の破れの謎を探索して行きます。
- 光格子原子干渉計を用いた永久電気双極子能率(EDM)探索
- 原子核媒質中の弱い相互作用を探るアナポールモーメント実験
- 異種原子共存磁力計の開発
を進めています。
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- 2019年10月17日 イタリア・フェラーラ大学との国際交流協定が締結されました。部局間協定書 (学内) 今後、フェラーラ大学・LNLとの重元素を用いた基礎物理の国際共同研究を行っていきます。