2024
下浦名誉教授が第70回仁科記念賞を受賞
元原子核科学研究センター長の下浦享東大名誉教授が、「4中性子状態の実験的研究」の研究業績に対して2024年度(第70回)仁科賞を受賞されました。
おめでとうございます!
位置感応型モザイク検出器の論文が出版されました
李嘉泰さん(今井研D2)が筆頭著者の、位置感応型モザイク検出器の論文がNucl.Instrum. and Meth. in Phys. A誌に掲載されました。 https://doi.org/10.1016/j.nima.2024.170019
核融合を用いた新重イオン創成機構の研究を推進しています。 おめでとうございます!
ホウ素-8 原子核の分解反応機構の解明に関する成果発表を行いました
ホウ素-8 原子核は「陽子ハロー構造」を持つ原子核として知られており、 その特殊な構造のため、原子核の分解反応が低いエネルギーでも顕著に起こる ことが実験を通して確認されました。
実験はCNSのCRIB装置を使い、宇宙核物理グループ(山口研究室)が イタリアのレニャーロ研究所他との国際共同実験として行いました。 M. Mazzocco et al., Phys. Rev. C 110, 044611 (2024): https://doi.org/10.1103/PhysRevC.110.044611
OEDO/SHARAQを用いた核変換の論文が出版されました
OEDOとSHARAQを用いて測定した核廃棄物の一つである長寿命核分裂片93Zrと陽子の核変換のデータがPTEPに出版されました。 韓国IBS研究所のHwang研究員(実験当時、原子核科学研究センター特任研究員)が筆頭著者です。
酸素−14原子核のαクラスター構造の証拠を示す論文発表を行いました
酸素-14 原子核の「クラスター構造」を持つ状態を探索した結果、 鏡像対称核である炭素-14 原子核と対応したクラスター状態が 存在することが確認できました。これは、α粒子が原子核内で直鎖状に並ぶ 「直鎖状態」の発現と関連した興味深い結果であると考えられます。 実験はCNSのCRIB装置を使って宇宙核物理グループ(山口研究室)らで行い、 CNS特任研究員であったMa Nanruさんらによって論文発表されました。 N.R. Ma et al, Phys. Rev. C 109, 054302 (2024): https://doi.org/10.1103/PhysRevC.109.054302
OEDO-SHARAQ研究成果のプレスリリース
OEDOとSHARAQを用いた放射性同位体79Seの核変換データの研究成果がPhysics Letters Bに出版され、 プレスリリースを行いました(「長寿命核廃棄物の減容および宇宙での元素の起源の解明へ」)。成果記事について英国の文学部の教授より詩が送られました。
2023
Chillery特任研究員が筆頭著書のOEDOでの実験についての論文が受理されました。
Thomas Chillery特任研究員が筆頭著者のOEDOでの論文がPTEPに受理されました。 長寿命核分裂片93Zrと重陽子との反応断面積についての論文です。