2024
二重荷電交換反応の論文が出版されました
阪上朱音 教務補佐員 (矢向研)が筆頭著者の二重荷電交換反応を用いた二重ガモフテラー巨大共鳴についての実験研究の論文がPTEPに出版されました。この論文は、PTEP誌の注目論文にあたる Editors’ choice に選出されました。 また記者発表も行いました。
位置感応型モザイク検出器の論文が出版されました
李嘉泰さん(今井研D2)が筆頭著者の、位置感応型モザイク検出器の論文がNucl.Instrum. and Meth. in Phys. A誌に掲載されました。 https://doi.org/10.1016/j.nima.2024.170019
核融合を用いた新重イオン創成機構の研究を推進しています。 おめでとうございます!
ホウ素-8 原子核の分解反応機構の解明に関する成果発表を行いました
ホウ素-8 原子核は「陽子ハロー構造」を持つ原子核として知られており、 その特殊な構造のため、原子核の分解反応が低いエネルギーでも顕著に起こる ことが実験を通して確認されました。
実験はCNSのCRIB装置を使い、宇宙核物理グループ(山口研究室)が イタリアのレニャーロ研究所他との国際共同実験として行いました。 M. Mazzocco et al., Phys. Rev. C 110, 044611 (2024): https://doi.org/10.1103/PhysRevC.110.044611
OEDO/SHARAQを用いた核変換の論文が出版されました
OEDOとSHARAQを用いて測定した核廃棄物の一つである長寿命核分裂片93Zrと陽子の核変換のデータがPTEPに出版されました。 韓国IBS研究所のHwang研究員(実験当時、原子核科学研究センター特任研究員)が筆頭著者です。
酸素−14原子核のαクラスター構造の証拠を示す論文発表を行いました
酸素-14 原子核の「クラスター構造」を持つ状態を探索した結果、 鏡像対称核である炭素-14 原子核と対応したクラスター状態が 存在することが確認できました。これは、α粒子が原子核内で直鎖状に並ぶ 「直鎖状態」の発現と関連した興味深い結果であると考えられます。 実験はCNSのCRIB装置を使って宇宙核物理グループ(山口研究室)らで行い、 CNS特任研究員であったMa Nanruさんらによって論文発表されました。 N.R. Ma et al, Phys. Rev. C 109, 054302 (2024): https://doi.org/10.1103/PhysRevC.109.054302
OEDO-SHARAQ研究成果のプレスリリース
OEDOとSHARAQを用いた放射性同位体79Seの核変換データの研究成果がPhysics Letters Bに出版され、 プレスリリースを行いました(「長寿命核廃棄物の減容および宇宙での元素の起源の解明へ」)。成果記事について英国の文学部の教授より詩が送られました。
2023
花井さんが筆頭著書のSR-PPACについての投稿論文が受理されました。
花井さんが筆頭著書のSR-PPACについての技術論文がPTEPに掲載が決定されました。
Chillery特任研究員が筆頭著書のOEDOでの実験についての論文が受理されました。
Thomas Chillery特任研究員が筆頭著者のOEDOでの論文がPTEPに受理されました。 長寿命核分裂片93Zrと重陽子との反応断面積についての論文です。
2021
軽い4n核基底状態の理論的研究の論文
理論グループの研究成果"Ground-state properties of light 4n self-conjugate nuclei in ab initio no-core Monte Carlo shell model calculations with nonlocal NN interactions” が Phys.Rev.C 誌に掲載されました。
高スピン核異性体の生成手法の論文が受理されました
核ダイナミクス研究室で進めている、長寿命高スピン異性体生成プロジェクトの 異性体生成用核反応と化学分離方法をまとめた論文が、欧文誌 Journal: Journal of Radioanalytical and Nuclear Chemistryに受理されました。
DOI : 10.1007/s10967-021-08032-z Title : Production of 178 m 2 Hf and a simple chemical separation method for Hf recovery.